テント倉庫建築とは
テント倉庫建築とは?
テント倉庫とは、階数が1階で延べ床面積が1,000平米以下、そして軒高が5メートル以下と法律で決められています。
屋根形状に関しては切妻と片流れ、円弧といった3つの項目に当てはまっていて、なおかつテント倉庫用の膜材か不燃膜材を使って建てられた倉庫を指していることを覚えておきましょう。
テント倉庫は徹底的に強度計算がされていて、構造物が非常に軽量なのが特徴です。
また、屋根や壁面が膜材で作られているので他の建物と比べると比較的耐震性に優れているのも魅力の1つです。
使われる膜材に関しては透光性が非常に高くて昼間の場合は、特に照明がなかったとしても倉庫の中は明るく保たれるので節約にもなります。
耐震性や強度を保ちながら建物の構造自体は簡素化されているので、施工に必要な費用も比較的安く済ませる事が可能です。
簡素な作りとは言ってもテント倉庫は立派な建築物に該当するものなので、新築や増築、さらに規模の大きい修繕などを行う場合は工事前に官庁に申請をしなければいけません。
申請する際、具体的に審査されるのは用途の種類や道幅、防火対策などの項目となるのでしっかりと覚えておきましょう。
テント倉庫建築のメリットとデメリット
テント倉庫建築にはメリットもあればデメリットもあります。
まずメリットとして挙げられるのは何と言っても簡素に作られているので工事にかかる期間が短くて費用も安い点でしょう。
骨組みに関しては自分の自由に組める傾向にありますので、特徴のある形をした敷地でも建設が可能です。
建設する際に明るめの色の生地を選択することによって、晴れた日なら照明が必要ないぐらい明るいのもメリットと言えます。
冬でも晴れなら温室効果によって温かい温度を保つ事が出来ますし、役所での申請手続きも簡単で早いです。
デメリットに関してですがテント倉庫は紫外線に非常に弱くて劣化しやすい点でしょう。
平均的には寿命が5年から10年ほどと言われており、劣化してしまうと強風にも弱くなってしまいます。
デメリットもありますが、テント倉庫にはメリットが沢山です。
やはり何と言っても手軽に利用できる点が素晴らしく、要望によっては異なりますが基本骨組みにシートを張っていくだけで作られます。
そのため、工事にかかる期間は非常に短く済み、費用も安く抑えられるという訳です。